超多極モータ「UM-8045」を使った電動草刈り機の紹介

電動化

きっかけは豊かな自然の中にある会社環境

弊社は、長野県は北佐久郡御代田町という浅間山の麓の自然豊かな環境に工場を構えています。そのため毎年春から秋にかけて生い茂る雑草は工場の出入りに支障が出る程となります。そこで、エンジン式の草刈り機を使い、年に数回草刈りを行うのですが、エンジン式は燃料の補給と始動で苦労し、園芸機器には素人の社員にとっては扱いが大変であること、そして騒音が大きく、のどかな自然に囲まれた弊社環境では使いづらいという課題がありました。
しかし、この使いにくさと騒音の問題を東京モートロニクスの強みを生かしたモータなら解決できる!と「電動草刈り機」の開発というミニプロジェクトが始動しました。
 

電動草刈り機の試作

まずは、試作品の製作ということで、早速ホームセンターで部品を買い集め、充電式の電動草刈り機を組み上げま
した。
東京モートロニクスは、スロットレスブラシレスモータの販売だけではなく、モータの製造・販売を通して、お客様の 製造現場やアプリケーションへの対応など、様々なニーズに対応してきた経験があるため、こうした家庭用器具の対応も実は得意なのです。
 

電動草刈り機に最適なモータとは


今回の電動草刈り機は
・扱いやすさ
・高トルク
・静音性
・小型軽量
を念頭に置き開発を行いました。
この4点を達成するために「起動トルク:5.5Nm/最大出力300W」を有する弊社の超多極モータで「UM-8045」を採用しました。
また、製作時にチップソーをモータ軸にダイレクトに取り付けることで、シンプルで耐久性のある構造としました。
こうしたモータ単体の技術力だけではなく、アプリケーション全体を想定した対応力は、弊社の経験が生きていると自負できるところでもあります。
 

「UM-8045」採用の電動草刈り機の使い心地

実際に使用してみて、超多極モータの「UM-8045」が持つ力強いトルクはエンジン式に負けないぐらいで、大きく伸びた草や小枝もバリバリ刈り込むことができます。もちろんモータですから、騒音に悩まされることはありません。
それ以外にも、このモータは小型軽量であるため、エンジン式に比べ重量も軽く、作業時の疲労も大きく軽減できています。
また、シンプルな設計のため高いメンテナンス性も確保できているなど、予想を上回る成果を上げることができました。
 
今回は、草刈り機の電動化でしたが、同じような課題に直面し、モータ化・電動化を検討される際は、ぜひ東京モートロニクスにご相談ください。
お客様のニーズに合わせた製品をご提案いたします。

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